鈴木みか

大学時代に知り合った夫と結婚して5年、私たちは慎ましい結婚生活を送っていた。そんなある日、私が絶対に会いたくなかった男を連れて夫が帰宅しました。その男は、私たちの大学時代の恩師であり、私の元恋人でもありました。あの時、彼が結婚するという噂を聞いて私は自ら手を引いたのです。しかし、結婚はただの噂でしかなかった。夫は、私たちの過去の関係を知らない。そして、私がまだ彼の事を忘れられていない事も…。

夫以外の人と目を合わす事もできない内気な妻・みか。他人の男と接する事などありえない。浮気の心配すらないみかを夫は愛していた。そんな夫が、ある日、上司の沢木を連れて来た。沢木と目を合わせる事も出来ないみかだったが、沢木は夫の目を盗み、みかを見つめキスをしたのだ。その時の沢木の瞳…みかは忘れる事が出来なかった。心に杭を打たれたような衝撃。そして、一睡も出来ずに迎えた翌日、沢木が再びやって来て…。